優先出走権 出馬決定方法

一般条件戦レース及び重賞レースにおける優先出走権、出馬投票、当選馬、非当選馬の取り扱いなどの詳細

運よく1勝を挙げる事ができても次のレースに出走できるとは限らない。そのため条件戦では、前走の着順による 優先出走権(3歳以上500万以下条件(1勝クラス)なら1~5着、3歳以上1000万以下条件(2勝クラス)なら1~3着) が設けられ、その他、前走からのレース間隔が長い馬に出走権利を認めるルールがある。

前走の着順が悪かった馬は、出走可能頭数のうち5頭分残された枠を抽選でパスしなければならない。前走の着順が 悪かった馬は、さらに出走への壁が高くなってしまう。トレセン事務所には、条件別に出走できるレース間隔の目安を掲示 してあるが、東西2場の開催時は、レースに出走できる頭数自体が少なくなるため出走すら難しくなっている馬も少なくない。

また優先出走権を獲得する事のメリットとして、優先出走権利取得から4週以内であれば、出走の制限はないため 中1週、連闘、あるいは中2週での間隔で出走が可能である。これを利用し、JRAから一ヶ月に2回まで支給される、 特別出走手当(1回約30万円)を2度得ることもできる。(これはJRA競馬における一ヶ月の預託料をペイする事ができる金額に相当)

下級条件において、中1週~中2週での出走が多いのはそのためである。成績欄によくみられる、小差の2~5着が続き、 あと一押しの印象を残し常に上位人気になるが、結果は、「また掲示板」といった惜しいレースを続けている馬が多い理由もこのあたりにある。

中2週で綺麗なローテで使われていて、体調も良いですねといったパドック解説者のコメントを聞くことが多いが、それ以上に馬主さんの顔色と体調は良いはずだ。

2018年度未勝利戦において、勝馬から0.0差2着になった馬は234頭いる、このうち次走を勝利できた馬は60頭(勝率25.6パーセント) この事実をどのように捉えるかはゲーム参加者の解釈次第だ。

また陣営のコメントによくある ダートは初だが追切の動きからやれるはず、もしくは、この距離は初になるが、長い方があっているような気がする等 よく耳にするコメントも、距離やコースの適正云々の問題ではなく、特別出走手当を得るために出走 させているケースも少なくない。

以下優先出走権の詳細を引用しておく

出馬決定方法

1.出馬投票

(1)競走(地方競馬指定交流競走を含む。)に出走した日から起算して5日以内に施行される競走 については,出馬投票することができない

(2)最終回の特別登録申込みをもって出馬投票にかえることがある。

(3)競走を延期した場合は,別に定める取扱いにより改めて出馬投票(上記 の特別登録申込みを含む。)の受付けを行う。ただし,特別の事情のある場合はこの限りでない。

(4) 同じ馬につき,2競走以上の出馬投票があったときは,最後にされた出馬投票を有効とし,他 の投票を無効とする。

2.出走できる馬の決定方法

出馬投票締切りの結果,出走申込頭数が,出走可能頭数(競走の分割がある場合は出走可能頭数 の2倍の頭数。以下同じ。)を超過した競走があった場合,下記の方法によって出走できる馬なら びに非当選馬(出走できる馬を決定する際に抽選によって出走できる馬とならなかった馬をいう。) および非抽選馬(出走できる馬とならなかった馬のうち非当選馬以外の馬をいう。)を決定する。 なお,競走の分割は出走できる馬を決定した後に行う。

(1)下表の競走においては、重賞競走一覧および別に定める出馬表の選定方法により出走できる馬 を決定する。

【表1】

reference01

2歳または3歳のオープン競走

2歳または3歳のオープン競走

収得賞金の多い馬

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3(4)歳以上(3勝馬)1,600万以下競走 優先出走権

除外優先権の多い馬 (但し、下記の5頭枠を引いた頭数)

除外された馬及び除外権利を持ってない馬から抽選で5頭

※抽選に漏れた(除外)場合には、除外優先権が与えられ原則的に次走において優先的に出走することができます。除外優先権の効力は2ヶ月間、出走が確定した時点で、その権利は消滅。

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3(4)歳以上(2勝馬)1,000万以下競走 優先出走権

順位1本会の競走馬登録(本会の競走馬登録(再登録を受けた馬にあっては当該再登録。以下同じ。) を受けた後、当該出馬投票の直前に出走した競走が競馬番組で別に定める期間(以下「成績対象期間」という。) に執行された中央競馬の平地競走であって、当該競走における着順が第3着以内の馬(該当する競走条件(各馬の収得賞金にもとづき競馬番組で別に 定める条件をいう。以下同じ。)が下位の馬を除く。)

2 本会の競走馬登録を受けたとき,すでに地方競馬または外国の競馬の競走に出走したことがある馬であって,当該登録後最初に出走する馬 (該当する条件が下位の馬を除く。)

3出走間隔(本会の競走馬登録を受けた後、当該出馬投票の直前に出走した競走(障害競走、地方競馬指定交流競走および外国の競馬の競走を含む。 以下この項において同じ。)の施行された日から当該出馬投票締切前日までの期間をいう。 この場合において、競馬番組で特に定めた場合を除き、中央競馬の開催日(天災地変その他やむを得ない事由により開催日の日取りを変更した場合は、 その変更前の開催日。以下同じ。)が2日以上連続する場合におけるそれらの開催日の前日までの期間に出走した馬が複数あるときは、 これらの馬の出走間隔を同一とみなす。以下同じ。)の長い馬(該当する競走条件が下位の馬を除く。)

4.本会の競走馬登録を受けた時、すでに地方競馬または外国の競馬の競走に出走したことがある馬であって、当該登録後最初に出走する、該当する競走条件が500万円以下の馬。

5.出走間隔の長い、該当する競走条件が500万円以下の馬(未勝利馬を除く。)

6.未出走馬

7.未勝利馬のうち出走間隔の長い馬

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3(4)歳以上(1勝)500万以下競走 優先出走権

(一) 下表左欄の競馬開催の競走(競馬番組で特に定めた競走を除く。) 順位1 本会の競走馬登録を受けた後,当該出馬投票の直前に出走した競走が成績対象期間に 施行された中央競馬の平地競走であって,当該競走における着順が第5 着以内の自ブ ロック所属馬(未勝利馬を除く。)

2 本会の競走馬登録を受けたとき,すでに地方競馬または外国の競馬の競走に出走した ことがある馬であって,当該登録後最初に出走する自ブロック所属馬

3 出走間隔の長い自ブロック所属馬(未勝利馬を除く。)

4 本会の競走馬登録を受けた後,当該出馬投票の直前に出走した競走が成績対象期間に 施行された中央競馬の平地競走であって,当該競走における着順が第5 着以内の他ブ ロック所属馬(未勝利馬を除く。)

5 本会の競走馬登録を受けたとき,すでに地方競馬または外国の競馬の競走に出走した ことがある馬であって,当該登録後最初に出走する他ブロック所属馬

6 出走間隔の長い他ブロック所属馬(未勝利馬を除く。)

7 未出走馬のうち自ブロック所属馬

8 未勝利馬のうち出走間隔の長い自ブロック所属馬

9 未出走馬のうち他ブロック所属馬

10 未勝利馬のうち出走間隔の長い他ブロック所属馬

(ニ) 下表左欄以外の競馬開催の競走および競馬番組で特に定めた競走

順位1 本会の競走馬登録を受けた後,当該出馬投票の直前に出走した競走が成績対象期間に 施行された中央競馬の平地競走であって,当該競走における着順が第5 着以内の馬(未 勝利馬を除く。)

2 本会の競走馬登録を受けたとき,すでに地方競馬または外国の競馬の競走に出走した ことがある馬であって,当該登録後最初に出走する馬

3 出走間隔の長い馬(未勝利馬を除く。)

4 未出走馬

5 未勝利馬のうち出走間隔の長い馬

ニ 平地の未勝利競走

(一)  下表左欄の競馬開催の競走(競馬番組で特に定めた競走を除く。)

順位1 出馬投票の直前に出走した競走が,成績対象期間に施行された中央競馬の平地競走で あって,当該競走における着順が第5 着以内の自ブロック所属馬

2 未出走馬のうち自ブロック所属馬

3 出走間隔の長い自ブロック所属馬

4 出馬投票の直前に出走した競走が,成績対象期間に施行された中央競馬の平地競走で あって,当該競走における着順が第5 着以内の他ブロック所属馬

5 未出走馬のうち他ブロック所属馬

6 出走間隔の長い他ブロック所属馬

(ニ) 下表左欄以外の競馬開催の競走および競馬番組で特に定めた競走 順位1 出馬投票の直前に出走した競走が,成績対象期間に施行された中央競馬の平地競走で あって,当該競走における着順が第5 着以内の馬

2 未出走馬

3 出走間隔の長い馬

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平地の未勝利競走優先出走権

(一) 下表左欄の競馬開催競走(競馬番組で特に定めた走を除く。)

順位 1.出馬投票の直前に走した競走が、成績対象期間に執行された中央競馬の平地競走であって、当該競走における着順が5着以内の自ブロック所属馬

2.未出走馬のうち自ブロック所属馬

3.出走間隔の長い自ブロック所属馬

4.出馬投票の直前に出走した競走が,成績対象期間に施行された中央競馬の平地競走で あって,当該競走における着順が第5着以内の他ブロック所属馬

5.未出走馬のうち他ブロック所属馬

6.出走間隔の長い他ブロック所属馬

(ニ)下表左欄以外の競馬開催の競走および競馬番組で特に定めた競走

順位 1.出馬投票の直前に出走した競走が,成績対象期間に施行された中央競馬の平地競走で あって,当該競走における着順が第5着以内の馬

2.未出走馬

3.出走間隔の長い馬

reference01

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障害の未勝利競走

順位1.出馬投票の直前に出走した競走が、成績対象期間に執行された中央競馬の障害競走であって、当該競走における着順が第5着以内の馬

2.本会の競走馬登録を受けたとき、すでに地方競馬または外国の競馬の競走に出走したことがある馬であって、当該登録後最初に出走する馬および未出走馬

3.出走間隔の長い馬

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重賞レースその他優先出走権

順位1.該当する競走条件が上位の馬(未出走馬及び未勝利馬を除く。)

2.未出走馬および未勝利馬

reference01

(3>上記(2)の場合において,同一順位の馬が多数ある場合には,抽選によって出走できる馬を決定 する。ただし, 3歳以上または4歳以上のオープン競走において同一順位の馬が多数ある場合は, 各馬の収得賞金に,各馬の下記イおよびロにおいて獲得した一般事項Ⅰの4 の(3)のロからトに定 める額を加えた金額の多い馬から順に出走できる馬を決定する。この場合,同一金額の馬が多数 あるときは抽選によるものとする。

イ 競馬番組で別に定める期間(「出走馬決定賞金算出対象期間(1)」という。)における競走(地 方競馬および外国の競馬の競走を含む。)

ロ 競馬番組で別に定める期間(「出走馬決定賞金算出対象期間(2)」という。)におけるGⅠ競走 またはJ・GⅠ競走

(4) 上記(2)および(3)の規定にかかわらず,競走に優先して出走できる馬を下記のとおり決定する。 なお,優先出走を認められた馬で出走可能頭数を超過した場合については,下記イからホの項の 順序により出走できる馬を決定する。

イ GⅠ競走への優先出走について   GⅠ競走については,以下のとおり優先出走を認める。

(一)GⅠ競走のうち下表1 から4 の左欄に定める競走については,未出走馬および未勝利馬以 外の馬が,下表1 右欄の競走で第4 着以内となった場合,下表2 右欄の競走で第3 着以内と なった場合,下表3 右欄の競走で第2 着以内となった場合または同一年度に施行される下表 4 右欄の競走で第1 着となった場合は,それぞれの表の左欄の競走に優先出走を認める。

表1

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~5着まで
優駿牝馬 桜花賞
東京優駿 皐月賞

表2

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~3着まで
桜花賞 チューリップ賞または報知フィリーズレビュー
皐月賞 報知杯弥生賞またはフジテレビ賞スプリングステークス
NHKマイルカップ ニュージーランドトロフィーまたはアーリントンカップ
秋華賞 紫苑ステークスまたは関西テレビ放送賞ローズステークス
菊花賞 朝日杯セントライト記念または神戸新聞杯

表3

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
桜花賞 アネモネステークス
皐月賞 若葉ステークス
優駿牝馬 サンケイスポーツ賞フローラステークス
東京優駿 テレビ東京青葉賞

表4

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
優駿牝馬 スイートピーステークス
フェブラリーステークス 東海テレビ杯東海ステークスまたは根岸ステークス
高松宮記念 阪急杯または夕刊フジ賞オーシャンステークス
大阪杯 中山記念または金鯱賞
天皇賞(春) 阪神大賞典または日経賞
ヴィクトリアマイル サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークスまたは福島牝馬ステークス
農林水産省典安田記念 読売マイラーズカップまたは京王杯スプリングステークス
スプリンターズステークス キーンランドステークスまたは産経賞セントウルステークス
天皇賞(秋) 産経賞オールカマー、毎日王冠または農林水産省典京都大賞典
エリザベス女王杯 アイルランドトロフィー府中牝馬ステークス
マイルチャンピオンシップ 富士ステークスまたは毎日放送賞スワンステークス
チャンピオンズカップ 東京中日スポーツ杯武蔵野ステークス

(二)GⅠ競走のうち下表5および および 6の左欄に定める競走ついては, 未出走馬 および未勝利馬が 下表5右覧の競走で第2着以内になった場合または下表6右覧の競走で第1着となった場合は、それぞれの左覧の競走に優先出走を認める。

表5

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
桜花賞 チューリップ賞または報知杯フィリーズレビュー
皐月賞 報知杯弥生賞またはフジテレビ賞スプリングステークス
NHKマイルカップ ニュージーランドトロフィーまたはアーリントンカップ
優駿牝馬 サンケイスポーツ賞フローラステークス
東京優駿 テレビ東京杯青葉賞

表6

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
桜花賞 アネモネステークス
皐月賞 若葉ステークス
優駿牝馬 スイートピーステークス
東京優駿 プリンシパルステークス

ロ、[外]の優先出走について

[外]については、[国際]に優先出走を認める。

ハ、[地」の優先出走について

[地」については、以下のとおり優先出走を認める。

(一)[指定」のうち下表1から3の左覧に定める競走については、[地」として、 同一年度に執行される下表1右覧の競走で第2着以内となった場合、同年度に執行される 下表2右覧の競走で第一着となった場合または下表3右覧の競走で第一着となった場合に、 それぞれの表の左覧の競走に優先出走を認める。

表1

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
阪神ジュベナイルステークス アルテミスステークスまたはKBS京都賞ファンタジーステークス
朝日杯フューチュリティステークス 京王杯2歳ステークスまたはデイリー杯2歳ステークス
ホープフルステークス 東京スポーツ杯2歳ステークスまたはラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス
NHKマイルカップ 桜花賞または皐月賞
東京優駿 京都新聞杯
高松宮記念 阪急杯または夕刊フジ賞オーシャンステークス
大阪杯 中山記念または金鯱賞
天皇賞(春) 阪神大賞典または日経賞または大阪杯
ヴィクトリアマイル サンケイスポーツ杯阪神牝馬ステークス、福島牝馬ステークス。高松宮記念または大阪杯
安田記念 マイラーズカップ、京王杯SC、ニュージーランドT、アーリントンカップ、高松宮記念、大阪杯、NHKマイルCまたはヴィクトリアマイル
スプリンターズステークス キーンランドカップまたは産経賞セントウルステークス
天皇賞(秋) オールカマー、毎日王冠、京都大賞典
エリザベス女王杯 京都大賞典、アイルランドトロフィー府中牝馬S、秋華賞
マイルチャンピオンシップ 富士ステークス、スワンステークス、スプリンターズステークス、天皇賞(秋)

表2

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
秋華賞 桜花賞または優駿牝馬
菊花賞 桜花賞、皐月賞、優駿牝馬または東京優駿
安田記念 谷川岳ステークス

表2

優先出走権対象重賞レース名 優先出走権1着~2着まで
桜花賞 阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスまたはホープフルステークス
皐月賞 阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークスまたはホープフルステークス

(ニ) 指定のうち(一)の表の左欄に掲げる競走以外の競走については,次のとおり優先出走を認め る。ただし,フェブラリーステークス・宝塚記念・ジャパンカップ・ジャパンカップダート および有馬記念競走については優先出走を認めないものとする。

・ダートG2競走およびダートG3競走(3歳馬の競走を除く。)にあっては,該当する競 走条件がオープンである馬について

・春季競馬の3歳馬の競走にあっては,別に定める選定方法 により地の出走枠内において選定された馬および阪神ジュベナイルフィリーズまたは朝 日杯フューチュリティステークス競走で第1着となった馬について

・秋季競馬の3歳馬の競走にあっては,別に定める選定方法により地の出走枠内において 選定された馬について

・上記以外の指定にあっては,すべての馬について (三)特指に優先出走を認める。ただし,競馬番組で特に定めた競走を除き,当該馬の該当する 競走条件が異なる場合,優先出走を認めないものとする。

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ハンデキャップ競走への優先出走について

ハンデキャップ競走については,上記ロまたはハにより優先出走を認められた馬以外の出馬 投票馬のうち,当該馬の負担重量にアローワンスに相当する重量および競馬施行規程第73条の 規定による南半球で出生した馬に係る負担重量の減量(以下「南半球産馬の負担重量の減量」 という。)に相当する重量を加えて得た重量の大きいものから上位3頭の馬に優先出走を認め る。この場合において,同一順位の馬が多数ある場合には,抽選によって優先出走を認める馬 を決定するものとする。

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ホ 出走できる馬とならなかった場合の優先について 出走できる馬とならかった場合の優先について

G1競走におけるレーティングによる出走馬の選定について

GI競走のさらなる充実を図る観点から、レーティングをもとに定める順位の上位5頭に対して 優先出走を認める競走を、前年までの4競走(農林水産省賞典安田記念・ スプリンターズステークス・ジャパンカップ・ジャパンカップダート)から、 3(4)歳以上のGI競走(宝塚記念および有馬記念を除く)に拡大します。

なお、優先出走を認める馬のレーティングについては、110ポンド (牝馬および牝馬限定競走については106ポンド)以上であることを条件とします。 ※ 秋季競馬については、天皇賞(秋)、エリザベス女王杯およびマイルチャンピオン シップの3競走が新たな対象競走となります

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優先出走の取り扱いの改善

オープン競走における出走できる馬とならなかった場合の優先出走の取り扱いの改善について 出馬投票の結果「出走できる馬とならなかった場合」に付与される優先出走できる権利(以下 「次走優先権」という。)の取り扱いについて,お客様により適切な情報提供を行うため,以下 のとおり改善いたします。

現行

GⅠ(J・GⅠ)競走において,次走優先権を付与しない。

全てのオープン競走において,出走した競走の次節に行われる競 走(連闘となる競走)で出走できる馬とならなかった場合につい ては,次走優先権を付与しない。

変更後

重賞競走において,次走優先権を付与しない。

全てのオープン競走において,出走した競走の次節から4節まで に行われる競走で出走できる馬とならなかった場合については, 次走優先権を付与しない。

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重賞競走の負担重量の変更について

①別定重量の変更(2012年)

年間を通じてGⅠ競走優勝馬の出走機会を確保する観点から、優勝した重賞競走の 格に応じて加増する別定重量(グレード別定)を採用しているGⅡ競走およびGI競 走の前哨戦となる一部のGⅢ競走(阪急杯・夕刊フジ賞オーシャンS)について、最 高負担重量が58キログラムとなるよう負担重量を変更します。

②中山グランドジャンプの負担重量の変更について

平成23年より共に国際競走となった中山大障害と中山グランドジャンプの最高負 担重量の統一および適正なアローワンスを適用する観点から、中山グランドジャンプ の最高負担重量を63キログラムに変更します。

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