競走馬生産

日本中央競馬会発行Q&Aより

競馬における競走馬のサイクル

毎年冬から春に誕生するサラブレッドは、馬主に購買された後、牧場での 育成調教を経て、預託先の調教師が所属する美浦・栗東いずれかのトレーニ ング・センターに入厩します。競走は、2歳の6月から新馬競走が編成され ており、競走に出走し、やがて中央競馬から引退します。その後は、競走成 績や血統等により繁殖、地方競馬、乗馬等に供用されるのが一般的です。

競走馬の生産頭数は

日本中央競馬会設立当初の昭和 29 年には約3,000 頭でしたが、その後 増加を続け、昭和49 年には10,000 頭の大台を超え、平成5年には12,591 頭となりました。しかし、アラブ競馬の衰退や地方競馬の規模縮小等により、 その後は漸減傾向にあり、平成25 年度における生産頭数は、サラブレッド 系6,797 頭、アラブ系7 頭の合計6,804 頭となっています。

競走馬の生産地

北海道から九州まで広く分布していますが、伝統ある生産地としては、 北海道の十勝・日高・胆振地区、青森県、岩手県、宮城県、福島県、栃木県、 千葉県、宮崎県、鹿児島県等です。中でも最大の生産地は北海道日高地区で、 全国の生産頭数の80%を占めています。

軽種馬協会、軽種馬農協

公益社団法人日本軽種馬協会は生産者の全国組織であり、種牡馬事業や 優良繁殖牝馬の導入による軽種馬改良の促進、軽種馬改良のための情報整備、 セリ市場の開催など軽種馬の市場流通の改善、軽種馬経営改善の促進等を 目的とした事業を実施しており、平成25 年12 月末現在、1,124 名の会員が います。

また、軽種馬農業協同組合は、一般の農協とは異なる軽種馬専門の農協で あり、最大の日高軽種馬農協をはじめ、全国に6組合あります。

EDIT by レイマニリーダー

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